ボートダイビングで気になる船酔いの対処法

ボートダイビングは、ダイビングの幅を大きく広げてくれる楽しみ方の一つです。

船に乗って沖に出るという日常では味わえない体験をするのも、ダイビングの魅力です。

ボートダイビングでストレスを感じる部分があるとすれば、ボートでの船酔いです。

そこで船酔いが不安というダイバーの方に、船酔いを防ぐ方法・和らげる方法をお話しします。

船酔いに負けずに、楽しいボートダイビングをするヒントになればと思います。

1 情報収集

『まずはボートに乗る前に、ボートダイビングの情報を集めましょう。』

・ボートや船での座る位置を工夫する。

ボートや船では座る位置によって、揺れ方が変わります。

ボートや船は中心部分が、一番揺れません。

逆に船首や船尾は、波の影響を受けやすいです。

なので少し揺れが強そうなボートや船に乗る時は、中心部分に乗れるように、インストラクターに相談しましょう。

船上でなるべく、リラックスして過ごせるように、準備をしましょう。

・ボートに乗る時間はどのくらいなのか?

ボートに乗る時間は、重要です。

ダイビングポイントまでの時間を、知っているのと知らないのでは心の余裕が違います。

ボートダイビングをした後、ログブックにボートの時間を書いておけば、次に潜る時はさらに心の余裕も生まれます。

船酔いをしてしまったとしても、次のボートダイビングで対策を立てれば問題ありません。


・天候や風、波の状況

ダイビングは自然の影響を受ける遊びになります。

経験のあるインストラクターであれば、前日の内に海の状況が分かっているはずです。

風が強く気温が低いのであればボートコートを用意したり、波が高そうな場合は濡れて困るものは別で預けておけるように、ウォータープルーフバックに入れるなど、次の日の持ち物を整理しましょう。

ボートの上でやらなければならない作業を減らすことも、船酔いを防ぐことに繋がります。


2 ボートダイビングの事前準備

ボートダイビングの船酔いを防ぐ為には、準備が必要です。

1 睡眠時間の確保

ボートダイビングの船酔いが不安だから、ボートの上で寝ていられるように睡眠をあまり取らないようにしている、という話を聞いたことがあります。

これは本当に逆効果です。

船酔いと言うよりは睡眠不足はダイビングの安全性を損ないます。

しっかり睡眠を取り万全の体調が船酔いを防ぎます。


2 
お酒を控える

ダイビングで出逢った仲間とお酒を飲むというのは、ダイビングの楽しさの一つだと思います。

その日にあったダイビングの話しで盛り上がるのも、大事な思い出作りです。

船酔いを不安に感じる人は盛り上がりすぎて、お酒を飲み過ぎないように心がけましょう。


3 炭酸や強い味のついた飲み物は避ける

ボートダイビングの場合、水分補給は大事です。

寒い日は、冷めない水筒などに暖かい飲み物を準備する、暑い日は凍らせた飲み物を持参するのもいいと思います。

水か麦茶のような時間が経過しても、味に変化がなく味が強くない飲み物がベストです。

ダイビングにおいても、水分補給はとても重要なことです。


4 
朝食をしっかり食べる

船酔いを防ぐ為には、空腹状態で船に乗るのは避けるべきです。

お腹いっぱい食べてしまうと、それも逆効果ですが食べる量は腹8分目ぐらいがちょうどいいです。

また朝ごはんの時に柑橘類は、胃酸が増やすく吐きやすくなってしまうのでおすすめしません。


5 
酔い止めをしっかり飲む

酔い止めは、船に乗る60分ぐらい前が望ましいと言われています。

種類も多く、眠くなる成分が入っている酔い止めもあります。

特に、空腹状態で酔い止めを飲むのは避けましょう。

人によっては就寝前に酔い止めを飲むと効果が高い人もいるみたいなので、酔い止めに関しては個人で責任を持ち考えて使用するようにしてください。


6 信頼できるインストラクター・通い慣れたお店でダイビングをする

初めてのボートダイビングの際は、通い慣れたお店や、信頼できるインストラクターと行くことをお勧めします。

どうしても旅先のダイビングは、今まで紹介したような情報を得るのが難しかったり、インストラクターに不安を相談できるタイミングが少なかったりします。

ボートダイビングは、ボートの上で食事を取ることも少なくないので1日中ボートの上で過ごすこともあります。

事前に通い慣れたお店であれば、近くの島にボートを付けて休憩するプランを立てることも出来ます。

自分なりのボートダイビングが楽しめるように、ダイビングプランから相談することも船酔いを防ぐ方法の一つになります。

 

3 船酔いしてしまったら?


・エントリー前の船酔いについて

エントリー前に船酔いしてしまったら、我慢できる程度の場合は、早めにエントリーさせてもらいましょう。

遠慮をせずに状況を伝え、順番を早めてもらいボートから海に入ることで船酔いが収まることがあります。

もし水中で我慢できない吐き気が来た場合は、レギュレーターを抑えて口からレギュレーターを離さずに吐いてしまいましょう。

吐いた後はレギュレーターの詰まり予防の為、パージボタンを数回押しキレイにしましょう。

・吐く勇気も必要

どうしても船の上で吐きたくなってしまったら、我慢せずに思い切って吐いてしまいましょう。

吐いた方がその後体調も回復し、気分も改善されることも少なくありません。

ただニオイの籠ってしまう場所などは避け、海に向かって吐くようにしましょう。


・冷たいタオルをあてる

船酔いを軽減させる方法として、首元に冷たいタオルなどをあてるのも効果的です。

酔いは気持ちから来ることも少なくないので、気分転換に冷たいタオルでリフレッシュすることで、酔いが軽くなることもあるかもしれません。


・首元を楽な状態にする

船酔いしてしまった時に、スーツなどを着ている場合は首元を緩めるか、脱げる状況であればスーツを脱いでしまいましょう。

船酔いは首周りの圧迫によって起こることも少なくないので、船酔いをしてしまったらまずはスーツを緩めることから始めてください。

スーツの圧迫から解放されることで、体調も回復するケースも少なくありません。


まとめ

ボートダイビングは、工夫すればメリットの方が多いダイビングスタイルです。

エントリーしてしまえばもうそこは、感動的で神秘的な世界が広がっています。

ダイビングは、非日常を味わえる数少ない遊びと言われています。

ボートダイビングは、ボートでしか行けない海の世界に行くことが出来ます。

だからこそ、船酔いを気にしてボートダイビングを避けるよりは、船酔いと上手くお付き合いしながら、ダイビングを楽しんでもらえたらと思います。

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