インストラクターをしていると多くのお客様から同じような質問をされることがあります。
今回は、その質問に答えていきたいと思います。
この記事を読んで少しでも疑問や不安が解消されれば嬉しいです。
泳げなくてもダイビングはできますか?
泳げない人の特徴として【息継ぎが出来ない】【水中または水面で浮いていることが出来ない】大きくはこの2つが理由になると思います。
ダイビングでは、レギュレーターという器材から呼吸をするので息継ぎをする必要はありません。
レギュレーターは、自分のタイミングでエアーを呼吸できるので、慣れてしまえば息継ぎをするよりもスムーズに呼吸をすることが出来ます。
さらにダイビングでは、BCDジャケットという浮き輪のような器材を背負って海に入るので、浮くことは器材に頼ります。
ダイビングで必要な泳力を例えるとビートバンを使い 25mを泳げる泳力があれば、ダイビングは出来ます。
ダイビングは泳げなくてもできる海の遊びになります。
体力に自信がなく運動もあまり得意では・・?
ダイビングは、点を取り合ったり、何かを競い合うよなスポーツではありません。
ダイビングに求めれるのは、リラックスすることです。
できるだけ、落ち着いて 呼吸をするように心がけること。
泳ぐというよりは、海の中を漂う感覚に近いです。
他のスポーツは得意ではないというお客様でも、ダイビングは問題なく楽しめるというお客様も多いです。
ダイビングは、年齢や性別も関係なく楽しむことが出来ます。
1人でダイビングを始めるのが不安です。
ダイビングは、ほとんどの方が一人で始められています。
ご家族やカップルでの参加もありますが、自分の趣味や休日の遊びとして気軽にお一人で来店されるお客様の方が多いです。
お一人で参加されるお客様が多いからこそ、新たな出会いの場としてダイバー仲間も増え、思い出も増えていくと思います。
人見知りなので・・・
ダイビングは、お一人で参加されるお客様が全体の8割ぐらいです。
皆さん初めは、同じ不安を感じながら講習やツアーに参加されていると思います。
ダイビングの良いところは、出逢った人との共通点が見つけやすいところです。
イルカが好きな方は イルカと触れ合えるツアーに参加して、ダイナミックなダイビングに参加したい人は 洞窟や沈没船ツアーなどに参加します。
出逢った時には、お互いに興味があるツアーに参加しているので、初めて会ったお客様同士でも会話に困ることはありません。
海から上がった後は、同じ感動を共有しているので 会話も盛り上がると思います。
日焼けしたくないんですが、ダイビングは日焼けしますか?
ダイビングは日焼けします?!
ただ、特別ダイビングが日焼けするかというと、それは間違いです。
ダイビングの遊び場は、海の中に存在します。
海の中にいるときは、ほとんど日焼けしません。
日常生活で行う、日焼け対策をしてもらえれば対策は十分です。
海水浴・日差しの強い道を歩いている方が、日焼けしてしまう確率は高いです。
海の遊びの中でもダイビングはトップクラスに日焼けをしない遊びです。
持病があってもダイビングはできますか?
ダイビングは、基本的には健康状態が良好な方が潜れます。
ただ持病によってもダイビングができる場合とダイビングができない場合があります。
判断に困った場合は、行きつけの医師の診断を受けましょう。
病院にはダイビングしても安全かどうかを専門的に診断してくれる病院も存在します。
安心してダイビングを楽しめるように、自分の体を理解することはとても重要です。
体型が・・・・ダイビングはできますか?
体型は、ダイビングに関係ありません。
体重が100キロを超えるダイバーも、ダイビングの遊び方は変わりません。
気にしなければならないのは、自分に合う器材が存在するかです。
どの ダイビングショップ でも、全サイズに合わせたレンタルの準備はむずかしいです。
ダイビングをすること自体は問題ないですが、自分の体型にあった器材については相談が必要だと思います。
ブランクがあるのですが、ダイビングはできますか?
事前にリフレッシュダイビングをお勧めします。
ダイバーの経験本数や、所持しているライセンスのレベルにもよりますが、担当するインストラクターやダイビングに参加する自分自身が不安に感じた場合はもう一度復習することが大事です。
大丈夫だろう、という考えはオススメしません。
特に 経験本数は30本未満の方は近場の海 もしくは ライセンス を 取得 したお店でリフレッシュコースを受講しましょう。
せっかくリゾートの海に行くわけですから すぐに終わってしまったり、ゆっくりとまわりを見渡せないのはもったいないです。
ダイビングの基本理念として、安全を守るのはインストラクターではなく、「ご自身の責任」です。
スキルに不安がある場合や、前回のダイビングから日数が大幅に空いてしまった時は、リフレッシュダイビングに参加しましょう。
サメはダイビング中、危険ではないですか?
サメは危険です。
ただ皆さんがイメージされる大きな体で、人を襲うようなサメにダイビング中に出逢ったことは一度もありません。
サメはダイバーが遊ぶ場所には、ほとんど存在しません。
逆にサメを見ることが出来るツアーに参加してやっと出逢えるレベルなので、安心してダイビングを楽しんでください。
器材は購入が必要ですか?
自分の器材を購入することは、ダイビングを安全に楽しむ為に絶対に必要です。
購入時期も出来るだけ早く、またダイビングの器材もすべて揃えることをお勧めします。
ただダイビング器材は、ダイビングを楽しむ為に持つものなので、タイミングや器材の内容はしっかりインストラクターに相談して、納得してから購入してほしいです。
安いから買う、もしくは とにかく金額の安いモノを選ぶ というモノではありません。
高いからいいとか 高いものをオススメするということではありません。
それぞれに 必ず理由があるということです。
大事なことは、自分のダイビングスタイルにあった器材を購入して、継続してダイビングを楽しんで行くことです。
どこでダイビングできますか?
ダイビングポイントは世界中に存在します。
日本では、伊豆や千葉にも多くのダイビングスポットが存在し、日帰りでもダイビングを楽しむことができます。
海外にはサイパン、グアム、パラオ、セブなど、ダイビングポイントを挙げていくとキリがありません。
ダイバーになると、世界の海が遊び場になります。
ダイビングをするたびに感動的な体験をすることができます。
同じ場所の海に潜ったとしても いままでとは違った水中景色を見せてくれるので、ダイビングはずっと飽きることがない遊びになります。
船酔いが心配なんですが?
ダイビングにはボートダイビングとビーチダイビングというスタイルがあります。
船酔いが不安な方は、歩いてダイビングポイントまで移動できるビーチダイビングをお勧めします。
船に乗らずにダイビングを楽しむことができるので、ダイビングに慣れるまではムリをして、ボートダイビングを選択する必要はありません。
またボートダイビングを選択しても、ボートに乗船してからの移動時間がほとんどないダイビングポイントもあるので、船酔いを気してダイビングを諦める必要はありません。
中には 2~3分しか乗らないポイントもあります。
インストラクターにご相談ください。
視力が悪いんですが?
ダイビングのマスクには目が悪い人用の度付きレンズを付けられるマスクもあります。
最近では近視・乱視や老眼用などのレンズも販売されています。
コンタクトレンズを付けて潜っている人もいますが、流されたりズレてしまう心配がある為、特に初心者の人にはお勧めしません。
視力が悪くても、事前準備をすればダイビングは問題ありません。
ダイビングは危険なスポーツですか?
潜在的なリスクを伴っていることは理解をしておいてください。
一方で、ダイビングの事故は他のスポーツやレジャーと比べて見ると、むしろ少ない方です。(海上保安庁の水難事故データ参照)
ダイビングにおける事故の原因は、パニックにおける部分が多いです。
講習をしっかり受けて、知識と技術を身に付けること・ルールを守ってダイビングすることを意識すれば、ダイビングが特別に危険なスポーツだということではありません。
1年中ダイビングできますか?
ダイビングは、暖かい時期と寒い時期で使用するスーツが変わるだけで、1年中ダイビングを楽しむことが出来ます。
特に日本は、季節によって海の中も変化するので、多くの種類の魚達に出逢えます。
四季折々で変化する海の中を見ることが出来るのはダイバーの特権です。
まとめ
今回はお客様からよく質問される内容をまとめて見ました。
スキューバダイビング を経験したことがない人に取って、外から見ることができない水中を楽しむダイビングはイメージしづらい遊びだと思います。
これからダイビングを始めようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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