初めて神子元チャレンジをしたのは、2019年の夏。
コロナが流行り始める少し前。
ただただ、ハンマーが見たい。大物に会いたい。
その気持ちだけで、右も左も分からぬまま、
猛者たちが集いし海、神子元へ繰り出しました。
もちろん。初めてで甘い蜜を吸わせてくれるような神子元ではありません。
衝撃の洗礼をうけ、私の1回目の神子元はノーハンマーに終わりました。
でも、やっぱり、ハンマーに会いたい、並走したい、猛者たちのような映像を撮ってみたい。
その思いから、神子元チャレンジをし続け、
今回で5回目の神子元チャレンジを迎えました。
何度チャレンジをしても、神子元はドキドキです。
私の場合このドキドキは、神子元へ向かう車の中から、始まります。
徐々に口数が減り、お腹を壊し、1本目を潜る前には、既に500mlのペットボトルが空になりかけています。
これは、もぅある意味ルーティーンです。
独特の雰囲気に呑み込まれ過ぎています。
いや、試合前の集中というところでしょうか…。
気持ちとは裏腹に、船は止まらず神子元島へ近づき、
灯台が見えて来ます。
いよいよです。
とりあえず、必死のマインドコントロールをしつつ、
いざ海へ1歩踏み出します。
先頭チームから噴出される泡の世界。
泡の先には、青い海の神子元ブルーが広がっています。
ドキドキを落ち着かせながら、池田さんの横をコバンザメのようについていきます。
10分… 15分… キックをし続け、
諦めかけたその瞬間。
フィッシュハンターイケダが前方を指さします。
こちらは何も見えません。
この人の視力は… と半信半疑で近づくと…
でたーーーー!
ハンマーーーーーーー!!
しかも、リバーーーーーーーーーー!!!
ハァハァしながら、声を漏らしながら、キックしまくります。
カメラ越しにグングン近づいてくるハンマー達。
この瞬間がたまらないっっっ!!
棒はないけどありったけ腕を伸ばしてカメラを回し続け。
目標の1分以上には及ばなかったけど、ハンマーと並走して、顔が熱くなるのが感じられるぐらい、必死になりました。
船に上がったら頭が痛くなるほど酸欠だったけど、そんなの気にならないぐらい、良きダイビングで。
何より、皆んなが笑顔になり、饒舌になり。
船上で交わすハイタッチ、ガッツポーズは更に最高で。
このいぃ流れで2本目、3本目と潜り続けました。
3本目は「怒られるのはあと」の名言を思い出し、力を出し切りました!!
3本ともハンマーリバーをGETして、安全停止中には 『マンボウ』 からのお見送りを受けてきました。
諦めず頑張った分だけ、
ご褒美が貰える出来高主義の海、神子元。
どこまでも青い海から、どのタイミングで出てくるか分からないハンマー達。
その瞬間に備える私達。
コレが神子元の面白さだし、醍醐味だと、改めて実感できた3DIVEでした!
最高の思い出を一緒に作ってくれた、
フィッシュハンター池田さん、Rumiさん、Ayumiちゃん、福ちゃんに感謝です。
最後は今回のMVPの福ちゃんが締めてくれるはず…。
コレを読んで、来年の神子元チャレンジに少しでも興味がでて貰えれば嬉しいです。
♯一歩、踏み出す勇気を
しづ